矢野康治財務事務次官の寄稿

人気取りのバラマキ?

財務省の矢野康治事務次官が、岸田文雄首相の経済政策や与野党の選挙公約を「人気取りのバラマキだ」として公然と批判する投稿を、月刊誌「文藝春秋」に寄稿しました。岸田首相はフジテレビ番組で「議論したうえで意思疎通を図り、政府・与党一体となって政策を実行していく。一旦方向が決まったら、協力してもらわなければならない」とくぎを刺しました。

高市早苗政調会長が「大変失礼な言い方だ」と、批判をしました。

鈴木俊一財務相は8日に閣議会見で、寄稿の内容はまだ読んでいないのに、政府の方針に反するよなものではなく、麻生太郎財務相にも了解を得ていると言っています。

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個人的意見て本当かな?

この矢野康治財務事務次官、以前から緊縮財政派だといいます。

それにしても、誰でも個々に意見はあると思いますし、発言するのは自由です。

本人は個人的意見だといいますが、財務事務次官という肩書を書いておきながら個人的意見と言って、わざわざ「文藝春秋」に寄稿するというのは?と思いますが……

意見があるなら、わざわざ雑誌に寄稿しなくても政治家と直接話し合いをすればいい話です。

どうしても寄稿したいのなら、財務事務次官の肩書を書かずに、名前だけの矢野康治にすればいいと思います。

それなら個人的意見と言ってもいいでしょう。

 

 

 

 

 

岸田首相への宣戦布告

これは、岸田首相への宣戦布告と受け取ってもおかしくはないのではないかと思います。

これは私の個人的意見ですが、自民党総裁選で高市早苗政調会長が、今のところ増税をしないとはっきり言っていました。

それからの流れで、岸田首相も増税をしない、と言いました。

そういうことへのけん制ではないかと思いました。

岸田首相の胸の内はどうかわかりませんが、財務省からの増税しろとのメッセージではないかと思います。

それにしても岸田首相、財務省になめられていますね。

しかも、麻生前財務相の了解をとっている、とのことです。

トラの皮をかぶっての個人的意見とは卑怯だと思いますが……

 

 

 

 

 

 

「国家財政が破綻する」はうそ!

矢野財務事務次官の意見では、「国庫には無尽蔵にお金があるかのような話ばかりが聞こえてくる」と指摘しています。

この矢野事務次官の「国家財政が破綻する」という意見に対しては、以前からそれは違うという人達がいます。

高橋洋一氏や上念司氏等です。

その他にも沢山の人たちが同じような意見の人たちがいます。

 

 

 

 

 

 

 

国家資産を無視して「ていへんだぁ!」の嘘

その内容は、矢野財政事務次官の言う財政の危機というのは、国の財政の負の部分だけを強調しているというのです。

一般会計収支の不均衡と債務残高の大きさだけを強調しているというのです。

本来、国の会計には、一般会計だけでなく特別会計、政府関係予算など数多く、財務状況を見るには負債だけでなく資産も見なければいけないのです。

 

 

 

 

 

 

本当のこと言っちゃだめだよ

高橋洋一氏が大蔵省時代に、このバランスシートをつくったといいます。

このバランスシートを口外しないよう口止めをされていたので、高橋洋一氏は10年間は黙っていたのですが、小泉政権の時に公開されたといいます。

大蔵省、財務省は、これを都合よく使って、増税をしていたようです。

今回も矢野財政事務次官は、今から増税の準備をしようとしたのではないかと思われます。

そうはうまく問屋が卸しませんよ。

 

 

 

 

 

正当な支援は当然

それに、バラマキと言いますが、武漢肺炎の影響で飲食業界、観光業界が大打撃を受けています。

その業界に関連した業界も大打撃を受けています。

その人達に対して正当な支援は当然のことです。

今回大打撃を受けた業界の人たちが立ち直ることが、日本を元気にすることにもつながります。

そして、日本が元気になれば、あなた方が望んでいる税収の増加に繫がるのではありませんか。

 

 

 

 

 

「本当に困っている世帯への現金はバラマキではない!」

どなたかが、コメントに書いているそうです。

 

「本当に困っている世帯への現金はバラマキではない」

 

わたしもそう思います。

確かに応急的には支給はされていますが、それでも困っている人達や、もらい過ぎの人たちもいます。

ここで、一度きっちりと調べなおしてもいいのではないでしょうか。

公務員は、倒産することもないし、定期的にお給料はもらえます。

そんな心配のない方々には、明日の食べるものを買うお金がない、という辛さみじめさは理解しにくいかもしれませんが、わが身に置き換えてよく考えてください。