プーチン大統領の思惑
ロシア人でもウクライナ侵攻に反対している人が大ぜいいるようです。
プーチン大統領のウクライナ侵攻の目的は、領土の拡張、ソ連時代の領土に戻そうとしていたのか、と思いましたが、それだけではないようです。
ウクライナというところは、穀倉地帯でロシアの食料を確保するにも大切なところであり、ウクライナはソ連時代では、軍の基地や核の重要拠点だったようです。
それもあって取り戻したいという事があったようですが、実はウクライナがNATOに入りたいと言い出した事が大きな理由だったようです。
ロシアにしてみれば、ここでウクライナのNATO入りを認めてしまうと、西側の核が目の前に来ているような恐怖を感じるというのです。
「ブタペスト覚書」
「ブタベスト覚書」というものがあります。
「ブタペスト覚書」とは、ソ連崩壊時に独立を勝ち取ったウクライナに対して、米国、英国、ロシアが安全保障を約束したものです。
その兵器を放棄することの代わりに、ウクライナの安全保障を約束をしたものでした。
ところが、ロシアはウクライナに侵攻しました。
西側諸国は、実際には来てくれず経済制裁だけです。
以前はソ連の中にいたとしても、今は自分の国として生活をしている国が、今になってロシアに入りたくない、西側の国々の仲間に入りたいと言っている時点でお察しだと思うのですが……
それでも無理矢理ロシアに入れたいと思っても、入りたかったらウクライナから入りたいというでしょう。
こんなことをして恥ずかしくないのか、と思うけれど、そんなことを思うくらいならウクライナ侵攻なんてしませんよね。
というのは、どちらの国も自分たちは、西側諸国にひどい目にあわれてきた被害者だと言っています。
確かに両国ともに、そういう事はあったのが事実でしょう。
それを言うのなら、中国やロシアだけではありません。
どこの国でも同じ経験をしています。
日本は周囲を海に囲まれていて、その点は恵まれていると言われたりしますが、それでも過去には海外から襲撃をされたり、危ないという事は沢山ありました。
徳川幕府の時代も平和ボケ
それこそ徳川幕府の時代で鎖国を続けていて、今の日本とよく似ていて、すっかり平和ボケをしていた日本ですが、黒船がアメリカからやってきて脅されて開国をしました。
それからこれではいけないと、当時の日本人は西洋の文明の発達を見て、仰天をして心を入れ替えて、富国強兵をして死に物狂いで頑張ります。
HIDARIの人たちは、日本人は戦争が好きだからなどと、勝手なことを言いますが、世界の状態を見た当時の日本人が、いつか日本も植民地にされるのではないか、と常にその恐怖と闘いながら頑張って来たんです。
だから、現在の日本があるんです。
決して好き好んで戦争をしてきたわけではありません。
日本人は、自分達は被害者だと言いわけをしたくない、そのために必死だったんです。
被害者面は言い訳
言っちゃぁなんですが、日本の場合は植民地にならなかったのは、運の良さもありますが、その時の日本のトップが優秀だったからだと思います。
自分の国は被害者だから、これからは自分たちの好きにしていいというのとは違います。
こんなことを言って、自分達の好きにしようというのなら、ただのいいわけです。
だったらこれから自分たちが、いかに他国に負けないように頑張るかが大切だと思います。
国力を高めることは、どこの国も大事です。
だからと言って、自分の国の好きなようにするために今では別の国になった国を侵略することは、違うと思います。
それにしても、日本の周囲の国はどの国も、被害者面の国ばかりで、それを前面に出して自分の我を押し通そうとする国ばかりです。