日本の農業を考える

「ひろちゃん農園」

ここ数年の私は、動画を見ることが増えてきました。

現在よく見るのが、「ひろちゃん農園」という動画です。

現在78歳か79歳だろうと思われる女性が、無農薬でEM菌とかもみ殻やもみ殻燻炭や米ぬかを使って、野菜をつくり販売をしている人です。

息子さんが3人いて夫さんは、亡くなられているようです。

それだけでなく、野菜の新しい育て方をどんどん取り入れたり、お友達から教わった一般にはまだ知られていない野菜作りに挑戦したり、となかなかバイタリティーのある女性です。

            

12万人の登録者数

影は、次男さんが撮影と編集をしているそうです。

2022年1月で12万人以上の登録者を有しているそうです。年間30品目以上の野菜を育てています。

全体に野菜は元気で、よくできています。

それでもうまくいかない時もありますが、それも隠さずに披露して、うまくいかなかった原因を考えて、次に生かすようにしています。

そういうところも好感が持てます。

 

 

 

 

 

 

 

 

良心市

ひろちゃんさんは無人販売をしているようです。

出荷の準備の様子や、無人販売を良心市といいます。

良心市の様子も映していました。

小学校高学年のお孫さんも収穫のお手伝いをしていました。

ひろちゃんさんは、収穫した後、袋詰めをして良心市に出していました。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと安すぎ

最近の私は、農業は特に農薬を使わない野菜の採算が取れるのかどうかという事が気になっていました。

ひろちゃんさん、こちらの関東圏からすると、まあそんなもんだねというものと、イヤイヤそれ安すぎでしょう、というものがありました。

全体に安すぎる気がしました。

無農薬なんだから、もっと高くてもいいのではないかとも思いましたが、確か無農薬のりんごで有名な木村秋則氏が無農薬が普通にならなければいけないから、無農薬だから値段が高いというのはおかしい、といっていましたからそういう事を考えてのことなのかどうかわかりませんが……

 

 

 

 

 

 

 

 

うらやましい

全部が一袋100円だそうです。

ミニトマトやキュウリはわかりますが、ピーマンが一袋に14個も入っていました。

小ぶりとは言えこちらの方だと一袋5個くらいだと思いますが……

ナスは、だいたいこちらでは10号の袋に3本くらいですが、ひろちゃんさんは12号の袋に巨大なナスを3本入れていました。

コメント欄では、安くて近くの人達がうらやましいと書いている人が沢山いました。

まさに名前の通り良心市でした。

 

 

 

 

 

 

 

採算がとれるのか?

下世話な話ですが、ひろちゃんさんの収入を計算をしました。ざっくりですが、その時の感じでは、30袋くらいあったと思います。

一袋100円ですから、完売したとしても一日に3000円の収入ですから、その計算で行くと一か月30日と計算すると、一か月9万円です。

正直言うと、動画はひろちゃんさんのバイタリティーある野菜作りはとても魅力がありますが、あれだけ働いて月9万円では採算が取れないのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

機械化が進んでいる欧米でも農家にお金を出している

ひろちゃんさんは、動画収入もありますからいいのですが、私がなぜひろちゃんさんの収支を気にするのかというと、参政党が無農薬の野菜を進めたいというようなことを言っています。

そういうことを言うと必ず、無農薬野菜なんか採算が取れないと言われます。

確かに、これでは赤字ですね。

でも考えてみると、欧米は日本より機械化が進んでいます。

おそらく機械を使っていれば効率が良いでしょう。

でも、どうしても農業というのは、工業製品と違って気候に左右されやすいので、どんなに気を付けていても無駄が出る確率が高いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

欧米は農業を国防と考えているらしい

欧米は農業を国防と考えているらしく、農業従事者にお金を出しているそうです。

調べてみまし画が、これは生産額ベースです。

生産額では日本はそれほど低くはありませんでした。

日本では、ほとんどカロリーベースで言われています。

世界的には生産額ベースが主流のようです。

アメリカは92%

カナダは121%

イギリスは58%

ドイツは70%

スイス70%

フランス83%

オーストラリア128%

日本68%

という結果でしたが、カロリーベースだと40%を切っています。

 

 

 

 

 

 

 

日本は資料もタネも輸入品

でも、あまり安心はできません。

家畜の飼料はほとんど輸入に頼っていますし、タネもほとんどが輸入です。

それを考えると、カロリー計算の30%台で心配だと言っているどころの問題ではなく、10%台ではないかとすら言われています。

食糧がなくては、戦いすらできません。

 

 

 

 

 

 

 

日本も農業は国防だと考えるべき

やはり、農業は国防だと考えて保護すべきです。

日本よりずっと機械化が進んでいる欧米すら、農業にお金を出しているのです。

今の日本政府がやっている農業に金を出すのは、農業をやめれば出しますよ、という日本の農業を潰すために行っています。

牛を売ったらお金を出すとか、減反をしたらお金を出すとか……

やはり日本政府の背後にはあの国がいるのでしょうか……

日本国民は、早く実態に気がついて農業を守ろうと声を上げましょう。