北朝鮮また単距離弾道弾発射

北朝鮮今月で4回目

17日に北朝鮮又短距離弾道弾2発を飛ばしましたが、日本排他的水域の外に落ちました。

今月だけで4回目で、異例のハイペースです。

岸防衛相が、中国の北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議をしたといいます。

松野官房長官は記者会見で、我が国と地域国際社会の平和と安全を脅かすものだ、強く批判するといいました。

こういう抗議も岸田首相は何も言わず、岸防衛相に言わせています。

岸田政権なめられています、と思うのは私だけでしょうか。

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4回のミサイル、同じものではない

朝鮮半島の事情に詳しい西岡力氏が、詳しいことを語っています。

今月だけでもう4回も飛ばしている、と先にも書きましたが、4回すべてが同じではないのだそうです。

1回目の1月5日ものは、極超音速ミサイルで国防研究員の試射だそうです。

2回目の1月11日のものは、1回目と同じで極超音速ミサイルで国防研究員の試射だそうです。

3回目の1月14日のものは、極超音速ミサイルですが、これは軍の訓練だそうです。

4回目の1月17日のものは、通常の弾道軌道だそうです。

 

 

 

 

 

ミサイルの種類

国防研究院の試射とは、まだ完成していないミサイルの実験発射です。

国防科学院は朝鮮労働党の軍需工業部に属するものです。

軍の訓練は、すでに完成して実戦配備されているミサイルの演習です。

朝鮮人民軍の戦略軍などが行うものです。

これは、去年の1月の党大会で発表した国防力発展5カ年計画の中核5大課題の一つだといいます。

 

 

 

 

 

北朝鮮の国防力発展5か年計画の中核5大課題

この国防力発展5カ年計画の中核5大課題というのは、以下です。

① 極超音速ミサイル

② 水中および地上個体エンジンICBM大陸間弾道ミサイル) 

③ 原子力潜水艦とSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)④ 軍事偵察衛星

⑤ 無人偵察機

です。

今月の4回のミサイル発射は、この①のもののようです。

3回目の1月4日の発射は、北朝鮮メディアは訓練だと言っていますが、アメリカが1回目と2回目の発射に対して経済的制裁をしているので、それに対しての抵抗だといわれています。

 

 

 

 

 

〇ちがいが隣に住んでいるようなもの

日本よりはるかに国力が劣っていると言われている北朝鮮ですが、軍に関しては着々と力を付けています。

そりゃ私も平和が一番だと思いますが、隣に〇ちがいが住んでいるようなものです。

こちらが全く喧嘩をする気がなくても、話し合いが通じないものがいたら、やっぱり何があるかわからないから、それに対して備えるのが当然でしょう。

こういう事を知って、周囲を見回すと、平和ボケした日本人だらけでため息が出ます。

この実情は、岸田首相にも伝えられているはずですが、岸防衛相のみの抗議です。

これで日本に何かあったら、岸田首相は適切な対処ができるのでしょうか。

今の日本の最高指揮官は、岸田首相です。

 

 

 

 

 

 

マスコミの責任重大

この西岡力氏の情報は、1月18日の虎ノ門ニュースで放送していたものを参考にしました。

私は見ていないのではっきりとは言い切れませんが、地上波ではここまで詳しくは報道をしていないと思います。

われわれ日本人は、この実態を知れば目が覚める人は沢山いると思います。

マスコミの責任は大きいと思います。