思いのほかアメリカが侵食されていた
これは私だけが感じていることなのかもしれませんが、去年のアメリカ大統領選から、共産主義思想の連中の動きが、私の予想以上にアメリカの内部に入り込んでいるのを知って、とても不安になりました。
私はアメリカは反中のトランプ大統領がいるから大丈夫だと思い込んでいましたが、思いのほかアメリカの内部に入り込んでいる事を知り、一気に心配になりました。
アメリカが危ない
私はズーッと、日本の方が危ないと思っていました。
でも、今は日本よりアメリカの方が危ないのではないか、と心配しています。
誰かが言っていましたが、日本はアメリカの言いなりだから、アメリカを何とかすれば、自動的に日本も思い通りになると、中国は考えているのではないかという事を聞き、それを聞いた時はその通りかもしれないと思いました。
「「アメリカ」の終わり」という本
私が毎日読んでいる数冊の本の中に「「アメリカ」の終わり」という本があります。
その本は、アメリカに住んで40年近い日本人で、山中泉という方が書いた本です。
私は、国に住んでいる年数ではないと書いたことがあります。
今でもそう思っていますが、この方の記事は事実に近い気がします。
その本の中には、現在のアメリカの現実が書いてあります。
アメリカの医療費
アメリカのオバマ元大統領の政策で「オバマケア」というものがあり、実際に行ったようです。
私たちが住む日本には国民皆保険があり、これは世界一と言われています。
アメリカの場合も日本と同じようにしたようですが、アメリカは貧富の差が激しいので、それを実行に移すと、結構やばいことになったようです。
知っている方もいらっしゃるでしょうが、アメリカの医療費は、ものすごく高いといわれてます。
「オバマケア」の現実
「オバマケア」とは、低所得者層の人たちにも全員医療保険にへの加入を義務付けるというものです。
日本人からしたら、素晴らしいことだと思いますし、実際アメリカ人も期待していた人達も大勢いたようです。
ところが、実際その医療保険を国民全員に加入するようにしてみると、中間層の保険料が2倍に跳ね上がったのだそうです。
中山氏夫妻の体験
著者の中山泉氏は、ご自分の体験と奥様の体験を書いています。
中山泉氏は、大手保険会社の毎月の掛け金が高い医療保険に加入していました。
中山氏は右肩の鍵盤断裂の手術を受けて払った金額が、合計10ドル(1100円)だったそうです。
もし、保険に加入していないと3万5000ドル(約380万円)かかったといいます。
またその後、大丈夫だと思っていた反対側の左肩の鍵盤断裂の手術を受けたそうですが、やはり右肩の時と同じ金額の支払いだったそうです。
そのほかには、奥様も緊急胆石手術を受けたそうです。
発見がもう少し遅れていたら、危なかったそうです。
奥様の場合は、手術後数日間入院をしていたそうです。
この費用は、100ドル(1100円)でした。
もし保険がなかったら、4万5000ドル(約500万円)かかったそうです。
オバマケアの現実
米国の医療保険は、保険の種類によるので簡単には言えませんが、4人家族で、家族全員をカバーする場合は、平均で月1200ドル(14万円)くらいになるそうです。
「オバマケア」を実行したことによって、アメリカには数多くの黒人やマイノリティを中心とした生活保護を受けている多くの低所得家庭と無所得家庭の人達の保険料を、中間層が負担をするという結果になったといいます。
保険料の支払いが、最低でも2倍になったといいます。
オバマケアの現実の続き
中山氏の奥様は、長く大学で働いていたといいます。
奥様の大学での保険料は、大学の保険料の半分を支払ってくれるアンブレラ制度というものだったそうですが、オバマケア制度の施行後は、それまでの月に300ドルの保険料支払いが600ドルに跳ね上がったそうです。
中山氏の周囲の中小企業の経営者たちは悲鳴を上げたいるそうです。その後、中山氏の奥様は大学を退職をしたので、個人事業主扱いの保険になったのですが、家族4人で毎月1800ドル(約20万円)の医療保険料支払い額になってしまったそうです。
アメリカの自己破産の現実
現在アメリカの自己破産の一番の要因で約半数を占める理由は、保険のない人が医療機関で高額治療や手術を受けて、支払いができず個人破産を申請するというケースだそうです。こんなことを知ると、日本の健康保険は素晴らしいですね。
最近は、外国人が日本の健康保険を乱用しているという話を耳にしますと、やはり民度の高い国民性のおかげで維持できていた制度なのですね。
どんなに良いという制度であっても、民度が低いと維持が難しくなるのですね。
それにしても、アメリカの保険料は高いですね!
今回のテーマからずれますが、もう移民はいらないし、どうしても移民を入れなければいけないというなら、移民が日本に溶け込めるようにしっかりと指導と面倒を見るシステムを作ってほしいと思います。