今度は、東洋経済新報社のONRINE記事
AERAに続いて、今日は東洋経済新報社のONRINEの記事を読みました。
AERAと同じように、中国は全然心配ないよ、台湾を攻撃なんかするわけがないから、のようなことが書かれていました。
という事で、中国が台湾に武力行使をしない3つの理由というのがありました。
今どき、こんな記事を信用する人がいるのかな?と思ったけれど、まだテレビや新聞しか見ていない人は信用するのでしょう。
中国が台湾に武力行使をしない1つ目の理由
せっかくなので、その3つの理由を書いてみたいと思います。
第一 軍艦の数では中国はアメリカを上回るが、総合的軍事力では依然として大きな開きがある。米中和解に道を開いたヘンリー・キッシンジャー元国務長官は4月30日、米中衝突は「世界の終末の脅威を倍増させる」と警告した。鄧小平は「事実求是」(事実の実証に基づき、物事の真理を追究する)を説いた。米中の実力差(事実の実証)から考えても、「台湾有事」は回避しなければならない。
40年余り前の人を引っ張り出す
とありますが、キッシンジャーと鄧小平なんていつの時代の話を持ち出しているんでしょう。
40年余りも前の人の話です。
キッシンジャーなんて、中国にズブズブの人じゃぁありませんか。
それに鄧小平の頃は、中国はまだアメリカより力が弱くて、欲望の角と牙は隠していた時期ではありませんか。
中国が台湾に武力行使をしない2つ目の理由
第2 「統一支持」がわずか3%に過ぎない「台湾民意」にある。民意に逆らって武力統一すれば台湾は戦場になる。武力で抑え込んだとしても、国内に新たな「分裂勢力」を抱えるだけで、統一の「果実」など得られない。
よく言うよね
こんなことよく言うよね、という心境です。
中国のウイグル地区やチベット侵攻、内モンゴルへのひどい対応を考えれば、中国が民意なんぞ考えるわけがないことぐらいわかるでしょうが(怒)。
自国民の民意すら考えていないのに、ついこの間まで別の国だった国の民意なんぞ考えるわけがありません。
この記事を書いた人は、本当にジャーナリストなんでしょうか?でなければ、やっぱり中国からなにか……
中国が台湾に武力行使をしない3つ目の理由
第3 武力行使に対する国際的な反発は、香港問題の比ではないだろう。習指導部は第14次5か年計画で、中国が「新発展段階」に入ったと規定した。経済成長だけを求める時代は終わり「素晴らしい生活への需要を満たす」ため、人々の生活の質的向上を目指す新任務を設定した。武力行使は、「一帯一路」にもブレーキをかけ発展の足を引っ張る。「新発展段階」が行き詰まれば、一党支配自体が揺らぐ恐れが出てくる。
今更「素晴らしい生活の需要を満たす」だって・・・
中国は、現在共産主義です。
共産主義の本来の思想は、自由より平等の方に重きをおいているはずです。
ところが、共産主義の国で中国をはじめ、どこの国も独裁政治の国が多くて、平等の国という国はあるのでしょうか。
今の中国を見る限り、自由主義社会より貧富の差が激しく、農村と都会の国民の身分の差が激しいといいます。
現在の中華人民共和国の誕生は、1949年です。
国の誕生から70年余りの時間があったのにもかかわらず、今更「素晴らしい生活への需要を満たす」ですか。
70年余りの間に国民を平等に素晴らしい生活の需要を満たすことができたはずです。
経済が成長している時こそ国民の生活の需要を満たす時期だったはずです。
よくもまあこんな白々しいことが言えるものです。
まあ、中国ですものね……