寒くなってきました
10月も半ばになると、というより急に寒くなってきました。
仕事柄自然のものと接することが多いので、夏野菜で今まで引っ張っていたものが、だいぶダメになってきました。
もともと人よりなんでも遅いのに、今年は義母の様態が急に悪くなったり、通夜葬式等があってよけいにいろんなことが後手後手に回ったので、夏野菜今頃植えているの?というような状態でした。
それでも野菜は育ち、遅ればせながらでも出荷ができるようになりました。
その野菜も、もう終わりです。
天気に影響される農業
来月になれば、玉ねぎを植えなければなりません。
野菜や花を育てていると、温度や天気によってずいぶん変わります。
これからもっと寒くなって、霜が降りるようになると、寒さに弱い野菜は一晩でダメになってしまいます。
夏の暑いときより、暑くても雨の多い時期の方が、草の勢いがあります。
勿論野菜もです。
私の農業の先生
私の農業の先生は、「現代農業」という月刊誌です。
農業の専門誌です。
偉い先生がこういう方法がありますと伝授するのではなく、日本全国の一般の農家の人が編み出した方法を紹介しているものです。
月刊誌ですが、厚さ3センチ弱もある方です。
それにしてもよく毎月これだけの情報を、集めたなといつも感心しています。
普通の農業人が考えた方法
この本によって、微生物使用や不耕起栽培、できるだけ除草をしない方法、農薬を使わないで栽培する方法等は、すべてこの本から伝授したものです。
これらの方法は、すべて日本全国の一般の農家の人たちが編み出した方法です。
それを頭に入れて、読んでいると、日本人は猿真似しかできず、自分独自の物を作れないなどとさんざん外国人から言われ、自分たちも言っていたことが嘘ではないかと思えるほど、独創的です。
中には、化学肥料農薬、真っ盛りの時に何とか有機肥料でとか、無農薬でとか真剣に努力をしていた人もいました。
毎週見ているわけではないけれど、「鉄腕ダッシュ」という番組でも以前に農薬の代わりに半月に一回石灰を畑にまくという方法をやっていましたが、この方法もこの本が紹介した方法です。
偉い先生も読んでいるかも
この本に紹介された方法は、数年後に農業の偉い先生が自分が編み出したかのように紹介しているのをよく見かけます。
たぶん、その偉い先生も「現代農業」を読んでいて、これは良いと思うものを自分で何年かやってみて、いい結果が出たものを紹介しているのだと思います。
例えば、コンパニオンプランツ(混植)等と、立派な名前が付いていますが。これもこの本で紹介していたものです。
全く違う野菜同士を一緒に飢えて育てる方法です。
例えば、トマトとニラとか、ナスとパセリとか、ピーマンと落花生とか、混植をすることによって、病害虫を防ぎ、成長を促進します。
最近、偉い先生がもっともそうに紹介し得いるのを見ると、ついニヤニヤしてしまいます。
日本の農業人は、農業の偉い先生方が真似するくらい凄いんだって!(エッヘン)