遊覧船「KAZU1」遭難の謎

遊覧船遭難

北海道斜里町知床半島沖で26人が乗った観光「KAZU1(カズワン)」が行方不明となった事故で第一管区海上保安部(北海道小樽市)は4月29日、半島の西側から1キロ離れた地点の推進2120メートルの海底で船体を発見し、同船だと確認しました。

26名のうち亡くなられた人14名、12名が未だに行方不明です。

発見されたのは、遭難現場とみられる半島西側の「カシュニの滝」から西南西1キロ、半島先端付近の知床岬灯台からは南西14キロの地点の海底でした。

          

良くない評判
この「KAZU 1」という観光船の「知床遊覧船」という会社、調べると良くない話が出てきます。

私が普段読んでいる2チャンネルのまとめにも、その会社に勤めていた人の書き込みがありました。

その投稿者は、以前この会社に勤めていたことがあったそうですが、あまりのずさんな経営にこの会社は危ないと感じたそうです。

だから、今回の遭難はなるべくしてなったという事を書いていました。

 

 

 

 

 

「船長が大丈夫と判断した」

知床遊覧船の桂田社長の会見があったようです。

桂田社長がこれまで開かれた乗客の家族向け説明会で、船を出向させたことについて、「船長が大丈夫と判断した」という趣旨の発言をしていたといいます。

これって、船長の責任にしていますよね。

この知床遊覧船の会社のことを調べているサイトがあったので、それを中心に書いてみたいと思います。

報道されている視点と違うと思いますが、興味深い内容だったので、それを中心に書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 衛星電話が繋がらない

知床遊覧船運航会社、海上保安庁共に衛星電話を使用してやり取りを試みましたが、繋がらなかったと報道されています。

4月23日午後1時同業他社の男性が知床遊覧船の事務所を訪問しました。

寄港が遅れている知床遊覧船(カズワン)がいつごろ戻るのか尋ねました。

知床遊覧船の事務所の人が「船長の携帯電話がつながらない」と答えました。

 

 

 

 

 

 

 アマチュア無線でやり取り

その後、男性は自社の事務所に戻りカズワンと連絡を取るためアマチュア無線の電源を入れ、やり取りを開始しました。

数分後、「カシュニの滝辺りにいるが相当遅れる」という事でした。10分後、「救命胴衣、着させろ」「浸水してエンジンが止まっている。沈むかもしれない。」「船が傾いている」と返答がありました。

午後1時13分でした。

男性はカズワンの救助を求め、118番号通報しました。

 

 

 

 

 

 

 矛盾点

おかしな矛盾点をまとめました。

〇 何故、事務所と知床遊覧船の船長との連絡が無線でもなく衛星電話でもなく携帯電話なのか。

〇 なぜ、同業他所の男性は、同業であるにもかかわらず衛星電話をかけずにアマチュア無線なのか。

〇 知床遊覧船の運航会社は、携帯が繋がらない時点ですぐに118番通報しなかったのか?

〇 観光船が沈んでいない時にも衛星電話に変えて通じなかったのはなぜか?

そもそも衛星電話は使用できる状態だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

地域ぐるみでアマチュア無線

要するに、知床遊覧船の本社は本当に衛星電話を使用したのか、そもそも最初から壊れたまま放置していたのではないか?と疑わずにはいられない説明です。

今まで発覚したずさんな経営管理では何ら不思議はありません。

本社と無線連絡ができないので(※本社との連絡用に衛星電話を積んでいたという会社側の説明と矛盾する)同地区の別の船会社とアマチュア無線で3回経過連絡を取ったとされています。

別の船会社も地域ぐるみで同じ周波数で営業用にアマチュア無線を違法使用してたってことでしょうか。

趣味の無線仲間?報道によると、知床遊覧船の運航会社の無線アンテナは今年1月に、強風でアンテナが折れ、船との交信ができない状況だったとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

電波法違反

元従業員は船長に直すように忠告しましたが、そのまま営業を続けたようです。

命を預かる仕事をしている会社とは思えない対応に憤りを感じます。

業者として恥ずかしくなかったんでしょうか。

業務用にアマチュア無線を使う事は電波法違法です。

最初からこれを前提にアンテナを立て、それが壊れていたと言い訳するなら、明確な電波法違反です。

現在、小型船舶に関しては海上通信機器の設置は任意であるため、もっていない可能性もありますが、どちらにせよ、アマチュア無線派違反です。

 

 

 

 

 

 

空白の1時間半

もう一つ気になることがあります。

空白の時間があるのです。

知床遊覧船の運航会社は、観光船の携帯電話に繫がらない時点で、118番通報をできたはずですが、実際に運航会社から海上保安庁に連絡をしたのは、同業男性が118番通報してから1時間半後です。

一体知床遊覧船の運航会社は、1時間半もの間何をしていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

運航会社の説明が聞きたい

同業者からの海保への通報、船員により今にも沈みそうな船から海保への救助要請がありました。

運航会社からは、39℃傾き、衛星電話さえも通じなくなったことを確認後やっと海保に通報しています。

26人もの命がかかっているというのに、一時間半もの間何をしていたのか不可解です。

「運航会社が何をしていたのか、無線が通じていたなら、最初にエンジンが止まったのが、浸水が始まったのは何時なのか、救助要請をどうしてしなかったのか、それを運航会社が説明すれば一発で分かる話なのに」と辛坊治郎氏が言っています。
 
 
 
 
これは、疑いの段階ですが、もしかしたら、保険金狙いの事故ではないかと疑っている人もいます。
桂田社長は、とてもお金に困っていたという話もあるようです。