何故か外で話したことがないことを知っている知人
十年以上前の話ですが、どうも盗聴器を付けられたという
感じの時がありあました。
というのは、絶対家の中でしか話したことがないというの
事を、知っている人がいたのです。
それも3~４回ほどありました。
最初「この人はなぜこんなことを知っているの？」と疑問
でした。
その後も何回かそういうことがあり、そのたびにその人は
私の顔を見て得意げでした。
盗聴器が見つからない
私も、彼女が知りたがっている情報があるという事は、分
かっていました。
何となく「家に盗聴器が仕掛けてあるかも」と思い、盗聴
器発見期のようなものをネットで買いました。
高い値段の物を買ったわけでもないので、あまり期待を、
していたわけでもあないので、見つからなかった時はそん
なもんだろな、と思いました。
でも、やっぱり気分のいいものではありません。
気分が悪い
私には彼女がそんなことをしてまで必要な情報とも思えま
せんでしたが、彼女にとっては必要だったのかもしれませ
ん。
知られて困る情報ではありませんが、こんな形で情報を得
ようとする彼女に簡単に情報を知らせたくありませんでし
た。
情報がばれない方法
でも、盗聴器はどこにあるかわかりませんでした。
だいたい仕掛けてあるであろう部屋は、居間か台所だと思
いました。
だから、彼女が欲しがっているであろう情報の話は、居間
や台所では話しませんでした。
話すのは、夫の仕事場か車の中でしました。
その代わりに、全然気がつかないふりをして、彼女始め彼
女の家族の悪口を言いたい放題言いました。
楽しかったです。
彼女は、欲しい情報が手に入らないので、苛ついているよ
うでした。
しかも、聞きたくもない悪口も聞かされるのですから、私
の顔を見るとイラついていたのがわかって面白かったで
す。
今では、ほとんど彼女に会うこともなく気楽になりまし
た。
それにしても、彼女はわざわざ盗聴器を買ってまで知りた
かった情報を手に入れたら、どうするつもりだったのでし
ょう？
あんなことをしておきながら、何事もなかったような顔を
していました。
