人生の先輩の具合が悪い
今日の記事は、若い人には関係ないと思うかと思いますが、あなた方のご両親も同じ思いでいらっしゃるかもしれません。
以前に書いたことのある人生の先輩がだんだん年齢のせいか、具合の悪い日が多くなってきました。
年をとることへの不安と心配
私ももっと若い頃は、年じゃしょうがないよね……と思っていました。
でも、自分が年をとってくるとやっぱり人ごとではなくなってきます。
いずれは自分もたどる道だと思うと、人ごととは思えなくなってきます。
今までできていたことが、年を追うごとにできなくなるのです。
赤ちゃんが日に日にできることが増え、楽しみなのとは逆の現象と同じです。
不安になるし、心細くなります。
同居をした義母と義姉
今になってみると、義母が義姉の無茶苦茶な要求も受け入れていたのは、自分の老後の心配と漠然とした不安とがあったからだろうなあと思います。
自分が本当に寝たきりになった時は、義姉に頼むんだとは言っていました。
だから、私達にはすごい強気で通していました。
義姉には甘く私達には厳しかったです。
同居をしてみると
ところが、同居をしてみるとお互いに我が強い似た者同士なので、ぶつかることも多くなったようでした。
あんなに頼りにしていた娘が義母にしてみれば、予想外のことを言ってくるようになったようでした。
畑から上がると、新築をした家が汚れるからと、畑仕事を禁止されました。
ご飯をこぼして汚いからと食卓で家族と一緒に食事をすることも禁止されました。
義姉が義母の部屋に食事を運んでいたようです。
義母にとっては、その運ばれた食事量では足りなかったようです。
もっと増やしてほしいというと、食べ過ぎだと言って増やしてくれなかったようです。
義母は自分の妹が、時々遊びに来るのでその時に食事量が少ないと愚痴ったようです。
そしたら、義母の妹が「姉ちゃんが可愛そう」だと言って、差し入れを持ってくるようになったそうです。
ところが、それが義姉には気に入らなかったようで、義母の妹は義姉の家に出禁になったそうです。
これらの話は、全部また聞きですが、本当だったようです。
義母が亡くなった後聞いた話では、出前を頼んだ時も義母の分はなかったようです。
義母は、家を出るときに義父の位牌を持って行きました。
仏壇も新しく買ったようですが、線香のにおいが臭いからと、線香をあげることを禁止されていたようでした。
それを聞いたときは、ああ、家で私にしていたことを今度は自分の娘にされているんだなぁと思いました。
因果応報とはよく言ったものです。
義母の後悔
ちょっと横道にそれましたが、今はその義母の老後の漠然とした不安と心配の気持ちは少しはわかります。
まぁ、今思うのはそれならもうちょっと私たちに下出にでてもよかったのではないかと思いますが、義母にしてみれば、義姉に頼むから何の心配もしていなかったんでしょうね。
それにしても、義姉と同居をしてからの後悔と失望は大変なものだったろうと思います。
「あんな娘に育てた覚えはない」と言っていたようですが、客観的にみると育てたように育ったと思います。
人生の先輩方の様子を見て、自分の老後の心の準備をしています。
病気なったりケガをしても、心の準備ができているのとできていないのとでは、大きく違うと思います。
その年になって初めてわかることってあります。