強制連行の主張者と極左は似ている

前回の続きです。

 

慰安所に関する論争は"政治”に深くかかわっている

一連の動きは異様でした。

どこの軍基地にも、周辺には売春宿があり、お金のためにその職を求める女性は少なくありません。

そんな中、日本軍が朝鮮女性(当時は日本国籍)を無理やり集めて仕事を強制したという話は筋が通りません。

この慰安所に関する論争は、〝政治”に深くかかわっています。

今の韓国政府に対する有権者の支持は、強烈な反日と日本批判を基礎としています。

この強制連行という説こそが、現政権の勢力を維持する一助になるのです。

韓国は民主主義国家ですが、慰安婦問題に異を唱えることができない範囲の民主主義です。

強制連行を否定する学者は大学職を追われることもあり、時としては刑事訴訟に発展することすらあります。

そうした受け入れがたい行為を、米国の大学に持ち込みたがる学者がいます。

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米国の大学の人文学科は極左

カーティストという学者が、書いた論文です。

「特権、制度、持てる者のネットワークは、一部のグループ(それはたいてい上級職にあるエリート組織の白人男性ら)が職権乱用することに寄与している」、そしてある学者の様な研究者たちは、ラムザイヤー教授のような「上級の白人男性」から大学を「解放し改革する」ことに苦闘し続けている、と説明しています。

このカーティスト氏のコメントは現代の米国大学の人文学科に存在する奇妙な政治状況を反映しています。

人文学科はそのほとんどが一様にそういう政治的思考に合致するようです。

その多くは極左です。

 

 

 

 

 

 

強制連行を主張する連中と米国の極左は相性がいい

慰安婦に関する極端な民族主義コリア物語は、そういう政治的思考と相性がいいようです。

慰安婦が話題になると、批評家たちは、断固、徹底的に検閲します。

2021年11月中旬に、著名な韓国の経済学者が、外交専門誌にある寄稿をしました。

この経済学者は、ラムザイヤー教授と同じで朝鮮人慰安婦は性奴隷ではないという意見でした

すると、批評家が、その韓国の経済学者の寄稿のスクリーンショットツイッターに上げ、「慰安婦問題の否定論者らは醜悪である」と断罪しました。

そして、「何故、こんなクズ同然の寄稿を掲載するのか」と続けました。

 

 

 

 

 

 

徹底的に攻撃をし謝罪をさせる

ここに他の学者たちが加わり、数時間後その外交専門誌の記者が「寄稿を削除しました。このような不愉快かつ容認できない過ちを犯し、本当に申し訳ありません」と書き添えました。

その謝罪では十分でない場合に備えて、「弊社がこの寄稿文をウェブサイトに掲載しましたことを心からお詫び申し上げます。寄稿文は削除しております」と、さらに謝罪を重ねました。

しかし、抗議はこれで終わりではなく「編集者は、そもそもなぜこの掲載を良しとしたのか、同様の過ちを防ぐために今後どんな策をとるのか、公にすべきだ」と書き込みをしました。

 

 

 

 

 

 

異様な謝罪

それに対しての返信が「弊社の公式アカウント上に声明を出します。繰り返しになりますが、私には弁解の余地もありません。私は韓国・北朝鮮のチーフ記者として今後編集者らと一層密に連絡を取り、社外からの寄稿文を審査するよう最善を尽くします」としました。

抗議をした学者は「感謝します。否定論に対応するには、私達は皆、山積みの難題を抱えていますね」と返しました。

記者はなお謝罪を続け、「最後に、今回の問題を指摘し私とザ・ディプロマットに速やかに対処するよう直接連絡をくださった方々に深く感謝申し上げます。引き続き我々の発信内容を可能な限りご確認いただき、皆様の見識をお寄せください。ありがとうございます」と、付け加えました。

 

 

 

 

 

 

諸悪の根源「吉田清治

この「強制連行」の情報源は、「吉田清治」です。

この男が戦後40年ほど経った頃、「戦争犯罪」という本を出版をし、その中で彼は、兵士らと朝鮮に行き、慰安所に送るための「女性狩り」をしたと書いたのです。

この本が出版をされるや否や、韓国の年配女性らが日本兵士によって強制連行されたと主張し始め、日本政府に対して金銭と謝罪の要求を開始しました。

以前は、自分の意思で職に就いたと語っていた女性が、全く逆のことを言い始めました。

吉田はその後、自分の本が全くのでたらめであったと告白しました。

実際、日本軍が朝鮮人女性らに売春を強要した証拠は皆無です。

1985年以前の韓国の出版物には、日本政府が朝鮮人女性らに売春を強要したという記述は事実上ほとんどありません。

そして主張を変えた女性らの多くは、巨額の金融詐欺で起訴された女が関係する老人ホームで暮らしています。

 

 

 

 

 

 

 

学者とは思えない言動

アメリカ人研究者らは、女性の言葉は多数引用するのですが、彼女らの話の内容が変わったことはほとんど触れませんでした

そして、論争が吉田の虚偽によって起ったという事実にもほとんど触れていません。

1930年代に朝鮮半島で実際に起こったことは明らかです。

日本軍は朝鮮人女性らに売春を強要していません。

ところが、学者らは、自分の主張が明らかに間違いであればあるほど、単純な真実の指摘に対して攻撃になるのです。

彼らは論文に対して、真実に沿って理論的な反論はしていないで、論文の発行そのものの差し止めを求めているのです。

ラムザイヤー教授は、学問の場におけるスターリン主義である、と言っています。

そして、それは米国の大学における日本研究の将来にとってもいい方向ではないと言っています。