50代のスポーツ指導者に注目
前回の記事の続きのような話になります。
栗山監督も大谷選手のお父さんも50代です。
私は50代のスポーツの指導者は、日本のスポーツ界を変えたのではないかと思っています。
というのは、50代というのは(必ず50代とは限らず、60代半ばから位だと思う)、昔の何でもかんでも根性で乗り切らそうとするやり方で育っていると思います。
でも、彼らの世代は、欧米の合理的な方法も知っています。
新旧の良いところどり
だから、彼らが現役を引退をして、自分達が指導者になった時に、根性の良いところも悪いところも知っている彼らは、根性の悪いところだけを避けて、良いところだけを使い、合理的なやり方の良いところと併せて、後輩たちを指導したのではないかと思いますです。
50代の指導者全員がそうしたわけではないけれど、そういう傾向が強いように思います。
今回の大谷翔平選手の件もそうですし、最近のいろんなスポーツでの日本人選手の活躍は、その結果が出ているように思います。
オリンピックにも結果が出ていますね。
大谷翔平選手のメンタルの強さ
それにしても今の大谷翔平選手のメンタルの強さは、どうしたら養えたのでしょう。
彼を見ていると、球場に来ているファンの応援は彼にとって確実に力になっています。
以前の日本人選手だったらプレッシャーになっていたと思います。
子供の頃の彼は、コントロールがよく乱れたといいます。そんな翔平選手にお父さんは、感情に流されるのではなく、何がいけなかったか自分で冷静に見極めて、反省するべきところは次の課題としていきなさい、というようなことを教えていたと何かで読んだことがあります。
たぶん小さいころから、そういう事を繰り返しながら自分の感情に振り回されないように頑張って、現在の彼につながって来たのだろうと思います。
大阪直美選手の場合
テニスの大坂なおみ選手は、全米テニス協会が全く興味を示さなかったけれど、日本人の指導者である吉川真司代表コーチに認められ、日本テニス協会に登録をしていませんが、日本オリンピック委員会から教科指定選手の認定を受けました。
2016年、特例による五輪出場資格の56位を目指していましたが、87位と届かずリオ五輪に出場できませんでした。
大阪なおみ選手は、日本で開花
でも、彼女は、それから彼女の才能が開花していきました。
今の彼女は、日本のテニス界で才能を伸ばされたようです。
現在の日本のスポーツ界は、選手本人の才能だけでなく、精神面でも両方をうまく伸ばし、いろんな場面で前に進み才能を生かし実力をあげていく指導の仕方をしているのではないか、と想像しています。
色んな方面での日本選手の活躍は、その結果が出ているのではないかと思います。
余談
余談ですか、大阪なおみ選手は、メンタルが弱いと言われていますが、インタビューに対して、日本の記者に対しては普通に接することができるけれど、欧米の記者に対しては構えてしまうという記事を読んだことがあります。
何となくわかる気がします。
大阪なおみ選手は、ウツだといいますが、早く元気になってテニスを楽しんでできるようになるといいですね。