珍しく絵が間に合った
もう15年くらい習っている水彩画教室の展覧会が、近づいてきました。
ここ数年は、市の会場を使って広かったので、十号を四枚
ということだったのだけれど、今年は、市の会場が改築の
ため使えないのと、生徒数が以前の半分以下になってし
まったので、小さい画廊喫茶に決まったので、一人十号を
二枚ということになりました。
筆の遅い私は、ラッキー！と喜んでいました。
二枚ならあるんです。
先生に絵を決めてもらう
仕事が忙しいので、教室に行った時しか描かない上に、筆
が遅いので一年に三枚描ければいい方です。
毎年、先生に心配をかけていました。
今年は、先生に胸を張ってできています、と、誰より先に
先生にみていただき出展する絵が決まりました。
絵を習って初めてのことです。
選んでもらったといっても、元々完成している絵が三枚と
描きかけの絵二枚しかないのですが……
先生に絵を決めてもらって、意気揚々と帰ってきて、これ
はどこか別のところにしまっておこうと、しまいました。
普段、出来上がった絵を置く場所と別の場所です。
絵がない
こういうことをやると、私は危ないのです。
結果は、だいたい想像つきますよね。
絵を額に入れて準備をしようと思ったら、絵がないので
す。
「あれっ、確かしまったはずなのに」いつも入れるところ
を何か所か探しても見つかりません。
心当たりを探してもありません。
どうしよう……今から書いても間に合わないし……
それから二日が過ぎても見つかりません。
それから、もう一度自分がしまいそうなところは、ともう
一度自分に言い聞かせながら、探してみました。
絵をその辺に置いておくと、猫がその絵の上に乗ることも
あるのです。
だから、猫が来ないところという風に考えながら、探した
ら見つかりました。
大きな椅子の裏に、ビニールの袋に入れてありました。
良かったです。
猫の被害もなく、さっそく額に入れて、翌日届けました。
子供のゲーム
上の子二人がまだ小学生の頃だから、私もまだ若かったの
ですが、それでも忘れっぽかったですね。
子供たちが、あまりにゲームばかりやるので、時間を決め
ても守らないので、取り上げたことがあります。
そして、一か月間だけ預かることにしたのです。
そして、やっぱり見つからないように、と隠したのです。
見つからい場所と、思って隠しました。
さて一か月後です。
子どものゲームも見つからない
皆さんも想像がつくでしょう。
そうなんです、預かったゲームが見つからないのです。
探しても探しても、見つからないのです。
とうとう子供たちに謝りました。
もう一つ、同じものを買いに行きました。
子どもからすっかり信用されなくなりました。
私もすっかり自信を無くしてしまいました。
それから数年後、とんでもない所からゲームが出てきまし
た。
子供達は、さっそく使ってみるのですが全く動きませんで
した。
本当に面目ないです。
