高血圧に知識がない私
夫が、還暦になった年の健康診断で、高血圧なので病院に行くように言われました。
夫は、私と違ってそういうところはまじめなので、近くの内科医院に行きました。
そして、薬を飲み始めました。
その頃の私は、高血圧になると薬を飲まないといけなくて、飲み始めたらやめられない
というくらいの知識しかありませんでした。
高血圧がどれくらいの数字を言うのかもしれませんでしたが、それからはテレビなどで
放送している時は気をつけてみるようになりました。
それで、高血圧というのは昔は高い所で150ｍｍＨｇ以上で、今は、高い所で130ｍｍＨ
ｇだということがわかりました。
低い所は、分かりません。
降下剤を飲む前は
夫が、降下剤を飲み始めてから半年ほどしたら、何となく元気がなくなっている気がし
ました。
飲む前は、とっても元気でした。
だからなのか、私が具合が悪くても非常に無神経でした。
足が悪くなって歩けないときもあったけれど、「大丈夫？」とか「病院に行っておい
で」など言われたことなど一度もありません。
やっと歩けたときなどは、「早くどけろ」と言われましたし、子どもがお腹にいるとき
も知らんぷりでした。
我ながらよくこんな奴と40年も一緒に暮らしたなと、思います、
そんなことが続いたので、私も夫が具合が悪くなっても一切関知しないと決めていまし
た。
元気だったころは、仕事の中身より仕事の労働時間が長いことを自慢していました。
自分がいかに早く仕事に行き、いかに遅くまで働いていたかということをよく自慢して
いました。
降下剤を飲んでから
そんな奴が、降下剤を飲み始めて1年がたった頃は帰宅時間が早くなってきました。
昼は、12時半くらいに帰っていたのが12時15分頃になり、夜の帰宅は9時以降から10時
くらいだったのが、9時前になってきました。
そして、2年後くらいには昼も夜も、一休みしてから食事をするようになりました。
3年後には、もちろん一休みしてから食事をし、風呂も休んでからが多くなり、家にい
ても横になっていることが増えてきました。
年々体調が悪くなっていることがわかるので、時々「薬が合わないか、いらないのでは
ないのか」ということを言っていましたが、夫は聞く耳は持ちません。
4年後くらいになると、車の運転も危ないのではないのかと思う位になっていました。
息も肩でするくらいでした。
もう、自慢はしなくなっていました。
医院を変えてみた
「もうこれはやばい」と、思ったので医院を変えてみたらどうかといいますと、自分で
もやばいと思ったのか「医院を予約しておいてくれ」と、別の医院を言いました。
内心、「自分の行く医院くらい自分で予約位しろよ」と思っていましたが、ここでへそ
を曲げられてもやっかいだから、予約をしておきました。
医院を変えてからは良くなった
別の医院に行ってから2年くらいになりますが、薬が変わったことが良かったのか薬を
飲む前とまではいきませんが、だいぶ良くなりました。
そんな夫の姿を見ているので、高血圧だからと言ってすぐに降下剤を飲むことに、疑問
を持っています。
年をとれば、血圧が上がるのには理由があるのではないでしょうか。
降下剤を使う前に、その原因を調べて必要かどうか考えた方がいいのではないでしょう
か？
ど素人の私が言うのもなんですが……
私も、高血圧ですが降下剤は飲んでいません。
お医者さんには、「ヨイヨイになるよ」と言われましたが……
