我が家にかかってきたオレオレ詐欺

電話がかかってきました

23年前の8月31日の午前10時過ぎだったと思うけれど、電話が鳴ったのででたら次男が泣きながら自動車事故を起こしたというのです。

思わず、「〇〇〇なの?落ち着いて!」と言いました。

これだけ書くと、わかるでしょう、そうです、オレオレ詐欺です。

 

 

 

交通事故を起こしたそうです

泣きながら、会社の先輩と社用で車に乗って出かけたら、高級車で六百ウン十万の車に酷くぶつけてしまったから、弁償しなきゃいけないと言っていました。

それで、先輩と折半で払わなくてはいけないから、三百数十万円を用意しなくてはいけないというのです。

ズーっと泣きながら言っていました。

私は、話の中の金額云々より、次男を落ち着かせてからどうしようか考えようと思い、「落ち着きなさい」と何度も言っていました。

そのうち、弁護士だか保険会社の人だか忘れたけれど、別の男と替わって話しました。

その男とはどんな話をしたかは忘れてしまいましたが、「とにかくお父さんと話してみるよ」と、次男と名乗る男に言いました。

 

 

 

携帯も壊れた

そして、電話を切る前に、次男に「携帯を持っているでしょう?」と確認をしたら、事故を起こしたときに携帯を壊してしまって使えない」というのです。

仕方がないので、「いまどこにいるの?近くに駅はないの?」と聞いたら、kという駅だというので、「そんなに大きな駅なら、公衆電話があるはずだからそこから〇分後に電話をちょうだい、それまでにお父さんと相談をしておくから」と電話を切りました。

片方の男は、夫を呼ぶのを嫌がっているように思えましたが、そんなことは聞き入れるわけにはいきません。

 

 

 

夫、オレオレ詐欺とケンカ

次男の電話をすぐに切って、夫に即電話をしました。

夫いわく、「それはオレオレ詐欺だから今すぐ行く」と、言ってすぐに帰ってきました。

そして、電話がかかってきました。

その電話では、夫と話していましたが、そのうち夫はオレオレ詐欺と喧嘩をし始めました。

それから、次男と名乗る男と話をしましたが泣いているだけで、話にもならないので別の男と話したら、金を払わないならマグロ船にのせるとか脅しにかかりました。

こちらとしては、もう少し夫と話し合ってから答えるからと言ってまた電話をくれと言って電話を切りました。

 

 

 

警察に電話

その後、夫が警察に電話をした方がいいというので、警察に電話をしました。

その当時は、まだオレオレ詐欺、即警察という認識はなかったのです。

今でこそ、オレオレ詐欺は即警察に知らせるということが浸透していますが、我が家にそういう事があった後当たりから、警察に連絡をと言われるようになったのです。

警察に状況話すと「それはオレオレ詐欺です。留守電にして電話がかかて来ても出ないでください。」と言われました。

それから、電話がかかってきましたが、留守電にして出ませんでした。

そして、本物の次男がいることを確認をしました。

 

 

 

後から考えると

後から考えると、おかしなことはいくつかあったにはあったのですが、その当時は気がつきませんでした。

次男は、電話の声になると違う声になるのに、かかってきた時の電話の声は、普段の次男の声でした。

もう一つは、大きな駅なのに電話からは駅の音や人の声も全く聞こえず、静かでした。

そして、翌日の新聞に我が家の前と後の時間に、オレオレ詐欺の被害が出ていました。

・・・・・・( ;´Д`)

 

 

その後、23年たって一度もそういう電話はかかってきていません。

オレオレ詐欺の中では、我が家はブラックリストに載っているのかもしれません。