モノの値段

我が家の職業

私のうちは、本業は鉢物をつくっています。

主にJAの直売所に出荷しています。

最近は、鉢物だけでなく、夫は切花を私は農薬を使わない野菜も出荷しています。

昨日は雨の中無理してでも野菜を収穫してきたのは、雨だと出荷者が減るのでチャンスと下心満載でした。

確かに出荷者は少なかったようですが、お客さんも少なかったようです。

見事に予想は外れて、思ったほどは売れませんでした。

残念でした。

 

 

 

以前は市場出荷でした

以前は市場出荷だったのですが、JAの直売所ができたのをきっかけにそちらを主体にしました。

もともと多品目栽培だったので、直売所向きだったのです。

私は、独身の頃は、会社勤めだったので物を販売することはなかったし、実家はコメ農家だったので、結婚して初めて販売することを知りました。

販売することはとても楽しいです。

 

 

 

モノの値段を考える

それとともに、モノの値段ということも考えるようになりました。

買う方にしてみれば、安ければ安いほどいいにきまっていますよね。

でも、売る方からすれば、原価があるし人件費もあります。

そして、モノの値段には商品にかかわっている人とその家族の生活のすべてがかかっているんだということに気がつきました。

デフレの頃は、安売り合戦で日本中どうなっちゃってんの!

というくらいいろんなものの値段が、安くなりましたね。

そして、粗悪品が出てニュースにもなっていました。

買うだけで売る経験のない人は、あまり考えることはないかもしれませんが、値段を下げるときにすることが、3つあります。

1つ目は、今までの仕事の作業の中で無駄がないか見直す。

2つ目は、原材料費を安いものに変える。

ということは、ほぼ品質を下げるということになります。

3つ目は、人件費を下げる。

これは、従業員の解雇か給料を下げるかどちらかですね。

 

 

 

悪循環

安いものばかりを買う人が増えると、売る方はもっと値段を下げようとしますし、そうするとお給料も上がらないか下がるということがになります。

悪循環ですね。

ビートたけしさんが、「おふくろが値切るな」と言っていたとおっしゃっていましたが、たぶんそういうことを考えたうえでのことだと思います。

だから、安いものばかりを買っている人が多くなると、お互いに自分の首を絞めている状態になると思います。

 

 

なんでもほどほどに……

買い物をするとき、こんなことをちょっと考えてみることもいいのではないでしょうか。