篤姫を見るきっかけ
日曜日の夜8時あんまり見たいのないなぁ……なんて思いながら、チャンネルを渡り歩いていました。
ちょっと見て次、ちょっと見ては次という具合にあちこちチャンネルを変えることが数週続き、そのうち「あれ、これは面白いかも……」と見始めたのが、篤姫でした。
それからは、毎週面白くて、ほとんどドラマを見ない私が夢中になってしまいました。
今思い出しても、どこがおもしろかったのかわからないのだけれど、最後までちゃんと見ました。
大河ドラマから思いを巡らせて
それから、毎年大河ドラマを見るようになりました。
毎年そういうのを見ているうちに、日本の歴史というものを考えるようになりました。
今考えると、黒船がやってきて開国を迫られるんだけど、当時としては、今でいうと宇宙人に開国を迫られたようなものじゃないかな、とおもいます。
日本の危機
その後は、欧米の国ぐにの人々が次々とやってきて、しかも彼らは日本という国を植民地にしようとしていたわけですよね。
当時の日本人は、そのことをどのくらいの人々が気がついていたのでしょうか。
だから、討幕を考えたわけですよね。
富国強兵
なんとか開国をしたものの、欧米諸国がアジア諸国を好き勝手にしているのを知って、危機感は半端なかったと思います。
お隣の中国もアヘンでめちゃくちゃにされていましたものね。
常に次は日本の番だ……と……
だから、富国強兵と言って国力をつけることに必死だったんでしょう。
学生時代は、富国強兵という言葉は勉強として覚えてはいたけれど、当時の人々の切羽詰まった思いまでは考えられませんでした。
しかも、私たちの世代は、自虐史感ど真ん中ですからね。
日本人は頑張った!
この年になって考えてみると、日本は運の良さや海に囲まれていることで、地理的には恵まれていたこともあったでしょうけど、何より、日本人の頑張りが一番だったんじゃないかと思います。
とうとう一度も植民地にならなかったですものね。
そのあと数々の戦争に勝ち続け、太平洋戦争に突入して負けるわけですが、改めて日本人てすごいなぁと感じ、今、自分が日本人に生まれた子を誇りに思っています。
民度の元
いくら富国強兵と言って尻を叩いてみても、国民がそれをこなせる力がなければ達成しません。
日本人はその力があったんです。
子どもの頃、嘘をついてはいけません。
約束を守らなければいけません。
人を思いやりましょう。
悪いことをするとお天道さまが見ていらっしゃるよ。
その他いろいろありますが、子どもの頃、そのことがどれほど大切なことかわかりませんでしたが、
今、世界の人々の民度を見ていると、どんなに素晴らしい制度であっても、民度が低ければ生かされないし、それが国力の差となっていくということが、よくわかります。